国際体操連盟は、ドイツの男子選手が去年の国際大会で披露した鉄棒の手放し技について、男子ではすべての種目を通じて初めてとなる「H」難度とすることを決めました。 H難度の技になったのは、去年11月にドイツで開かれた国際大会でドイツのアンドレアス・ブレトシュナイダー選手が鉄棒で披露した手放し技「コバチ2回ひねり」です。 この技は、鉄棒から手を離して2回、回りながら2回ひねって再び鉄棒をつかむ技で、国際体操連盟は、男子としては6つの種目を通じて初めてのH難度と決めました。 体操の難度はAから順番に難しくなり、女子ではI難度までありましたが、男子ではこれまでGが最高でした。 このほか、去年10月の世界選手権で日本の田中佑典選手と、オーストラリア代表として出場した塚原直也選手がそれぞれ披露したつり輪の技が、いずれもE難度の新しい技として認められ、「タナカ」、「ツカハラ」と命名されました。