スタートアップカフェ大阪で開催されたイベントに、編集家の松永光弘氏が登壇。多岐にわたって「人、モノ、コトの編集」に取り組んでいる松永氏が、著書『伝え方』の内容をもとに、ビジネスの交渉時や上司・クライアントに対してなど、すべての「伝わらない悩み」の解消方法を紹介。本記事では、“伝わらない美文”と“伝わる悪文”の違いについて解説しました。 自分が「伝えたいこと」と、相手が「伝えられたいこと」 松永光弘氏(以下、松永):例えば、本(『伝え方』)の中にもある例で実話なんですけど、あるカフェのオーナーがすごく精度の高い浄水器を購入したんですね。 その効果がすごくて、やはりうれしいので、「精度の高い浄水器を買ったよ」と言ってお客さんにアピールしたい。「この浄水器は本当にすごいんですよ。びっくりするぐらい精度が高くて、このレベルのものを導入しているのはうちぐらいですよ」と言って自慢したくなるわけです。
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