テレビ朝日の看板ドラマとして、今年誕生20周年を迎えた「相棒」(水曜午後9時)。主演水谷豊(68)は、警視庁特命係・杉下右京の顔がお茶の間にすっかり浸透した。クールだが秘めた正義感は熱く、どこか変わり者の右京を演じて20年。同じ役に挑み続けるその先には、視聴者をあっと驚かせる狙いがある。 ★あっという間に ドラマの撮影後、水谷は「杉下右京」そのままの姿で現れた。冷静沈着、頭脳明晰(めいせき)のイメージに背筋が伸びるが、目の前では温かいココアをすすっている。聞けば大の甘党という。 「僕ね、食事するとデザートまでいかないと気が済まないんです」 ドラマとのギャップと優しい笑みに、緊張が緩む。 誕生20周年を迎えた主演シリーズ「相棒」は、10月に「season19」が始まった。 「あっという間ですね。気がついたら20周年というくらいです。不思議な気持ちですし、よく20年やってこられたなという思いも