流通大手イオングループが、秋田市北部で大型ショッピングセンター(SC)を核とした商業エリアの開発を検討していることが3日、わかった。2014年にも営業を始める見通し。敷地面積では同市南部のイオンモール秋田を大幅に上回る。2千人を超える雇用創出が見込まれるという。 開発予定地は秋田市卸売市場(秋田市外旭川)の北側に広がる農地など約35万平方メートル。グループの開発会社イオンタウン(千葉市)が「秋田北/農・商・工共存型街づくり構想計画」として検討している。今後、行政や地権者らと開発などに関する調整を進める。 関係者などによると、エリアは南北で構成され、北街区(敷地面積約17万2千平方メートル)に核テナントを中心とした200前後の専門店が入るSCを設ける。10前後のスクリーンを備えた複合型映画館(シネコン)や医療ゾーン、道の駅や温泉施設などを配置する。 南街区(同約17万6千平方メートル)