はじめに 『プログラミングClojure』が発売されてから、もうすぐ3年が経ちます。原著である"Programming Clojure"の第一版はClojure 1.0の時代に書かれたもので、日本語版も当時開発中だった1.1における変更点を訳注で補足していますが、基本的に1.0ベースです。 Clojureのコードが登場する日本語の書籍は他にも『7つの言語 7つの世界』や『実践プログラミングDSL ドメイン特化言語の設計と実装のノウハウ』などがあります。しかし、タイトルから分かるようにClojureはこれらの本では数あるトピックの一つであり、読めばClojureの要素に一通り慣れ親しむことができるというわけではありません。Clojureも「比較的古びていない書籍は皆英語で書かれている」というよくあるパターンにハマっています。 Pythonが「Pythonらしさ」を保ちながらも、より「Pyth