Windowsの大きなメリットの1つに,あるアプリケーションのデータを,クリップボードを介して簡単に別のアプリケーションに張り付けられることがある。しかし本来,アプリケーションのデータは,独自仕様のはずだ。なぜデータを共有できるのだろうか。クリップボードは便利な機能だがデータ共有機能のため,セキュリティ上問題を起こす場合があるという。クリップボードが引き起こすセキュリティ問題とはどのようなものだろうか。 普段,何気なく使っている「カット&ペースト」や「コピー&ペースト」。これはいわゆる「切り取り(または複写)-張り付け」の作業のことで,MS-DOSのワープロ・ソフト時代から搭載されていた歴史ある編集機能である。 しかし,MS-DOS時代は同じアプリケーションの中か,特定アプリケーション同士といった限られた間の話で,現在のようにいろいろなアプリケーション間で自在にコピーできるわけではなかった
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