救急患者を搬送する「ドクターヘリ」のヘリポートの整備を巡り、岩手県が病院に近い県立高校の敷地内に設置する方針を示し、論議を呼んでいる。ヘリの効率的な運用につながる一方、騒音や事故を不安視する声も根強い。学校敷地内に設置された例は全国でもなく、保護者の賛否も割れている。 ドクターヘリは、医師や看護師が同乗して出動。診断や治療をしながら医療機関に搬送し「空飛ぶ救命室」と呼ばれている。昨年8月現在で、全国38道府県の46機が運航。四国4県分の広さに匹敵する岩手では、約30分以内で現場に到着できるため、救命率の向上や後遺症の軽減に役立っている。 新たに設置が検討されているのは盛岡市中心部にある県立杜陵(とりょう)高校。約50メートルの距離に県立中央病院があり、これまで通常は約2.2キロ離れた県警盛岡東署(地上10階建て)の屋上ヘリポートを使用。冬場は凍結などで使えなくなるため、約2.5キロ先の
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