[12日 ロイター] - アフリカ東部タンザニアの環境保護活動家らは、ゾウが人間の居住地に入り込むのを防ぐため、チリパウダー入りのコンドームを投げる方法を実施している。 この方法は、数年前に国内の自然保護団体「ハニーガイド基金」が考案。有効であることが分かっており、同団体は米自然保護団体ネイチャー・コンサーバンシーとともに北部の村落でボランティアを育成し、推進活動を強化している。 これまでは、やりで防御する人が多かったが、この新しい方法ではゾウを傷つけずに家や作物を守るため、4つの段階を踏む。 まず、侵入してきたゾウに対し、照明器具で明かりを照らし、次にラッパなどで大きな音を鳴らす。それでも効果がなければ、チリパウダー入りのコンドームを投げる。コンドームにはチリパウダーと土と爆竹が入っており、点火すると大きな音を伴って破裂し、空中に粉が飛び散る仕組み。通常はこれで追い払えるが、最後の手段に