「住宅過剰社会」という、気になる書名に惹かれて、アマゾンで購入。税込み821円。 東洋大学建築学科の野澤千絵教授の新書『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』 (講談社現代新書) 2016/11/16。 湾岸のタワーマンションにお住まいの方は読まないほうがい。 もくじ 湾岸のタワーマンション問題 「羽生ショック」 本書の構成 あわせて読みたい 湾岸のタワーマンション問題 本書のメインテーマは、タワーマンション(超高層マンション)ではないが、「第1章 人口減少社会でも止まらぬ住宅の建築」のなかで、「つくり続けられる超高層マンションの悲哀」として38ページも割かれている。 「『空中族』の増加」や「眺望の陣取り合戦と値崩れ」、「小学校整備も人口増に追いつかない」といった小見出しで、超高層マンションの負の部分が解説されている。 たとえば、超高層マンションであるがゆえの「不良ストック化するリスク」