漫画の魅力や可能性を紹介する、日本国外としては最大級の展覧会が、ロンドンの大英博物館で23日から始まるのを前に、内容が報道陣に公開されました。 展示スペースでは、漫画を浮世絵や絵巻物にさかのぼる起源を持つ文化と位置づけ、アイヌ文化や同性愛といった幅広いテーマを扱った作品があることや、アニメやゲームへと発展していったことなども紹介しています。 また、漫画の読み方や漫画を題材にしたオブジェなども展示され、ふだん漫画を読まない人も楽しめるように工夫されています。 大英博物館では、2006年に初めて漫画を展示し、原画やコミック本を収蔵品に加えてきました。 展覧会を担当した学芸員のニコル・ルーマニエールさんは、「視覚に力強く訴える漫画は、ソーシャルメディアの時代にとても適しています。展覧会を通じて、漫画をすでに知っている若い世代だけでなく、幅広い人々に理解を深めてもらいたい」と話していました。 展覧