全国の小中学校の給食用に南極海で捕獲された鯨の肉を販売している和歌山県学校給食会は、政府が南極海での調査捕鯨の中止を決めたため、ことし9月から北西太平洋で捕獲した別の種類の鯨に切り替えることになりました。 政府は、ことし3月の国際司法裁判所の判決を受けてことし年末から予定していた南極海での調査捕鯨の中止を決めました。 これを受けて、和歌山県学校給食会は、給食用に販売する鯨の肉として南極海のミンククジラを使わないことになりました。 県学校給食会はこれまで、年間およそ17トンを東京や京都など全国9つの都府県の学校給食会に販売してきましたが、2学期が始まる9月からは北西太平洋の調査捕鯨で捕獲されたイワシクジラやニタリクジラに切り替えるとしています。 県学校給食会によりますと、価格面の影響はない見通しだということですが、各地の小中学校の給食に長年提供されてきた南極海のミンククジラは今後、食べられな
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