安倍昭恵・首相夫人が2016年夏の参院選で自民党候補の応援を行った際、夫人付の政府職員が3回同行していたことが6日、明らかになった。 今月3日の参院決算委員会で、詳細な説明を求めた社民党の福島瑞穂氏に対し、内閣官房が5日付の文書で回答した。 回答によると政府職員は、同年6月28日に岡山県で小野田紀美氏の、同7月3日に東京都で朝日健太郎氏の、同7月9日に沖縄県で島尻安伊子氏の選挙応援を行った昭恵氏に同行した。「(首相の)公務遂行補助に係る連絡調整等を行うため」という。政府は今月5日の衆院文部科学委員会で、昨年6、7月の選挙応援に同行したと説明していた。 昭恵氏の選挙応援はあくまで私的活動だが、政府は選挙応援への同行をいずれも「公務」としている。一方、その公務で同行した旅費は「首相夫人の私的経費により負担されている」と苦しい説明となっている。政府の説明によると、公務であっても国が旅費を支給しな