大阪府などは4日、新型コロナの感染者が「ポビドンヨード」を含んだうがい液を使用したところ、唾液からウイルスが検出される人が減ったと発表しましたが、研究にあたった医師は、いまのところ感染を防ぐ効果は確認されていないとして冷静な対応を求めています。 大阪府と大阪市、はびきの医療センターは、今年6月から先月にかけて新型コロナに感染した軽症患者など41人を対象とした研究結果を発表しました。殺菌効果のある「ポビドンヨード」を含んだうがい液で1日4回うがいをした結果、うがいをしていない患者よりも唾液の中のウイルスが減ったということです。 研究にあたっている医師が5日、JNNの取材に応じました。 「予防効果があるかどうかは、正直言ってわからない。うがい薬をしたらかからないかというと、そういうものではないと考えてほしい」(大阪はびきの医療センター 次世代創薬創生センター 松山晃文センター長) 4日の発表を