携帯電話大手3社がそろってスマートフォン(多機能携帯電話)の音声通話の料金プランを定額にする見通しになった。NTTドコモが6月1日から導入するのに続き、ソフトバンクも6月中をめどに参入する方針。KDDI(au)も今夏導入に踏み切る。定額制で、無料通話アプリ「LINE(ライン)」の普及などで落ち込みが続く音声通話収入の減少に歯止めをかける狙いがある。 NTTドコモが先行導入する国内通話の定額プランは月2700円。データ通信については、通信量を家族で分け合って使い、1人当たりの料金を減らせるプランを導入する。家族構成や使い方によっては価格を抑えることができるため、新料金プランの申し込みは5月29日時点で170万件を突破した。 ソフトバンクも6月中をめどにドコモと同等の月2700円程度の定額通話プランを導入する方針だ。4月から利用回数などの条件を付けて音声通話とデータ通信をセットにした定額料