それまでの生活圏を人間が開発、居住するようになった結果、近年象による人間や住居の襲撃例が増えているというインド。つい先日、インド東部の西ベンガル州でも森に生息している1頭の象が近くの村に現れ、1軒の家を破壊する事件が起きた。寝室の壁を壊すという象の行動にショックを受けた住民夫婦。しかし、さらに暴れるかと思われたその象は、なぜか急に動きを止めると森へ引き返していき、夫婦を驚かせたそうだ。彼らの話によれば、象が行動を変えたきっかけは寝室にいた生後10か月の赤ちゃんにあったという。 インド紙タイムズ・オブ・インディアによると、象に襲われたのは、西ベンガル州の街プルリアの西にあるオルガラ村で暮らす夫婦の家。3月10日の夜8時頃、食事をしていた夫婦は寝室のほうから大きな音が聞こえてきたため、慌てて寝室へと向かった。すると、家の壁やドアを破壊して、なおもその場に留まっていた1頭の象を目撃。しかも、壊さ