「XXXは観るものか(試合を観戦して楽しむものか)、(自分で)やるものか」という設問はなかなか興味深い。 「プロレスは観るものか、やるものか」と言えば多くの人は前者だろう。 「野球は観るものか、やるものか」 「陸上競技は観るものか、やるものか」 「セックスは観るものか、やるものか」 など、話題は尽きない。 とりわけ「将棋は観るものか、やるものか」 この疑問が長年、私のなかでくすぶっていたのだが、先日、一つの結末に辿り着いたのでそれを今日は書いてみたい。 プロの試合の指し手の意味を理解するにはそこそこの棋力が必要である。NHKの将棋対局などを見ていても、少なくともアマ五級程度の棋力がなければ解説者の言っている意味が理解できない。そういう意味では、ずぶの素人が見て楽しめるものではない。 ただ、将棋人口のうち、このレベル以上の級位者の占める割合はかなり多い。野球で言うと「俺、昔、草野球やってた」