2014年8月31日のブックマーク (2件)

  • ★ソナチネ/北野武(文学は戦争、哲学は外交) - 東京永久観光

    図書館で目にした映画のシナリオ集に『ソナチネ』(北野武・監督脚)が載っていたので借りて読んだ。 映画を何度か見ているからだろうが、脚を読むだけで各シーンがありありと浮かび上がる。 まさに脚映画の表象だな〜。その当たり前のことが新鮮に感じられたのは、しかし映画のほうは何かの表象ではなく映画そのものであるべきだという、重要なことを賢明にも思い出したからだ。言い換えれば、あらゆるシーンが別の何かを説明(表象)するだけのためにあるような実につまらない映画もあるということ。 そして、もう一つ考えた。脚の文章は映画の表象だが、では小説の文章も何かの表象なのか。そうではないだろう。小説の文章は、映画映画そのものであるように、小説の文章そのものであるべきだ。 さて、『ソナチネ』は、やくざの組長である村川(北野武)が、親の組の陰謀によって、沖縄の別の組の抗争に巻き込まれてしまう話。村川は行きたく

    ★ソナチネ/北野武(文学は戦争、哲学は外交) - 東京永久観光
    meltylove
    meltylove 2014/08/31
    “そしてその根本の暴力性は小説を論じる際にもなぜか影響する。つまり、主に批評と呼ばれるジャンルの文章もまた、きわめて緻密に難解に構築されていったかと思うと、ふいにどこかで暴力的な飛躍が起こる。”
  • 俺たちのラムちゃんのために/新世紀エヴァンゲリオンTV版 - 指輪世界の第五日記

    【Qのネタバレはありません】このエントリにヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのネタバレはありません。 「おはよう。それ何でエヴァンゲリオン見てるの」 「おはようございます」 「おはよー。さっきまで、TV版のエヴァンゲリオンとラムちゃん、って話をしてたのよ」 「何それ」 「TV版エヴァンゲリオンをプロレスラーの八百長興行として見る、という話はしましたっけ」 「俺は聞いた」 「えーと、以前言ってたね」 「ああいった線の理屈なんですけれど」 「あの話は、主役ロボットが負けたら人類は滅ぶのよ、って言うじゃないですか」 「言うね」 「それであの組織は、いちばん上の目標が、こいつらに負けたら人類が滅ぶという相手を倒していく、それで人類を守る、っていう目標のプロジェクトになっているわけですね」 「そうね」 「この目標は、なるほどごもっとも、そういう敵がいるならそれと戦う巨大な組織を作って、世界中の人々から莫大

    meltylove
    meltylove 2014/08/31
    "このみっつからしてさ、どうもあれは人類が滅ばない気がするんですよね"