「有名人の子供はつらい」という本がある。 著者の一人はマルコム・フォーブス。アメリカの経済誌「フォーブス」の創始者であるバーティー・フォーブスの息子である。*1 内容は、古今の有名人77人の子供たちがどんな運命を辿ったのかを列伝風に紹介したもの。 意図的なチョイスなのだと思うが、有名人の子供たちが「いかに親の名声の重圧に苦しみ、そのため、時にゆがめられた生を生きざるを得なかったか」*2というエピソードが多いので、読んでいて気が滅入ってくる。 ポール・ニューマンの息子スコットは、アルコールとドラッグに溺れて死んだ。 「クマのプーさん」の作者A・A・ミルンの息子クリストファー・ロビンは、小説に自分と同じ名前の少年を登場させた父親を、終生憎み続けた。 おそらく著者のマルコム・フォーブスは、2代目社長である自分自身への戒めとして、この本を書いたのだろう。 日本の芸能界でも、2世タレントは、あまり成
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