悪態のプログラマとある職業プログラマの悪態を綴る。 入門書が書かないプログラミングのための知識、会社の研修が教えないシステム開発業界の裏話は、新人プログラマや、これからプログラマを目指す人たちへのメッセージでもある。 私の職場では、社員採用時の入社前研修として、C言語を教えている。講師をしている後輩社員によると、プログラミング初心者の生徒から「ポインタの仕組みは理解できましたが、何のためにあるのか分かりません」というような相談があったそうだ。 その疑問に対して、一般的な例を示してやることはできるだろう。例えば、関数の引数をポインタにすれば、それが示す値を関数内で変更して返すことができるし、処理速度的にもメモリ消費量的にも効率的である。この生徒もポインタの原理が理解できているのなら、そのメリットを頭では理解できるだろう。 しかし、彼にとって本当に必要なのは、そのような言葉による説明ではない。
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