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ブックマーク / elmikamino.hatenablog.jp (4)

  • 闘う言語学者、小島剛一 - 記憶の彼方へ

    トルコのもう一つの顔 (中公新書) 作者: 小島剛一出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1991/02/01メディア: 新書購入: 14人 クリック: 159回この商品を含むブログ (49件) を見る 近藤さん(id:CUSCUS)の強い勧めで小島剛一著『トルコのもう一つの顔』(中公新書、1991年)を読んだ。子供の頃、少数民族に興味があると言った私に、世界には名も無い民族もあるんだよ、とある年配の人文地理学者が教えてくれたときの驚きの感情が甦った。存在しないことになっているんだ。彼らについて書くこともできないんだ。命取りになるからね、と言ってその人は複雑な笑みを浮かべたのを今でもよく覚えている、、。知ることはできるが、迂闊に公表することはできないことがこの世界にはあることを知ったそれが最初だったかもしれない。そして国家、国民、国語が覆い隠してきたものの蠢きを感じたのもそれが最初だった

    闘う言語学者、小島剛一 - 記憶の彼方へ
  • 「世界ふれあい街歩き」を見て - 記憶の彼方へ

    日曜日の深夜のテレビ番組「世界ふれあい街歩き」(NHK)をときどき見る。旅をテーマにした番組としては異色の番組である。何せ、行き当たりばったりである。何に出会うか分からない。でも何かに出会えそう。そんなワクワク感に包まれた番組である。もちろん、編集は施されているが、オリジナルの素材が持つ未知の人や物事との出会いの強度が生々しく伝わってくる。 それを支える技術のひとつはステディカムというハーネス(安全ベルトみたいなやつ)で体に固定した、振動を激減する特殊なバネのついたカメラである。”異常なほど”*1滑らかな移動映像を撮ることができる。 ステディカム 昨夜の番組ではポルトガルの首都リスボンの街をステディカムの視線が彷徨っていた。石畳の坂道や階段の多い街。路地や通りで出会う人や犬や出来事がとても自然で、ついつい画面に引き込まれ、自分もその場に居合わせているような臨場感がある。こんな旅ならしてみた

    「世界ふれあい街歩き」を見て - 記憶の彼方へ
    memoclip
    memoclip 2008/08/02
    NHKでやってるステディカムを使った番組について。
  • 片仮名の呪力、漢字の呪力、アルファベット漢字 - 記憶の彼方へ

    愛を成就せんがための「護符」と周囲に添えられた漢字片仮名交じりの文言。室町末期の『呪詛秘伝書』から(『組版原論』57頁) これは、府川充男氏が、片仮名の持つ呪力を解説する場面で例に挙げた室町末期の写『呪詛秘伝書』からの資料の一部である。府川氏は他にも具体例を挙げ、民俗学者の網野善彦の「片仮名呪力」説も援用しながら、片仮名が来「言葉の呪力」、「音声の呪力」、「口頭の言語」、「音声の言語」と深く結びついているのではないかと推理している(『組版原論』56頁)。 その面白さもさることながら、私は上の護符そのものに目が釘付けになってしまった。「我君と交わるを念ず」と読むとしたら読むのだろう。護符周囲に添えられた漢字片仮名交じりの文言もさることながら、その護符そのものの漢字の結合が強烈な禍々しさを生み出している。この資料は、片仮名の呪力なるものよりも、漢字の呪力のほうを私に強烈に印象づけた。 こう

    片仮名の呪力、漢字の呪力、アルファベット漢字 - 記憶の彼方へ
  • 梅田さんのサバイバル宣言について - 記憶の彼方へ

    梅田さんが平野さんの考えを受けて書かれた「サバイバル宣言」とでも言うべき問いかけが非常に興味深い。 それは一見単純だが、よく考え抜かれ、発言がもたらすかもしれない結果に対する責任をも自覚した、極めて真摯な良い意味での現実主義的なメッセージでもある。それは主に情報系のエンジニアを目指す日の優秀な若者にむけられていると同時に、日の大人達がこれから日社会を担う若者達に「生き方」についてどんな実効性のあるアドバイスができるのかと厳しく問うてもいる。重たいが必須の問いかけだ。蛇足ながら、そこには梅田さんの、それこそ日の若者に対する「青空のような愛」に近い深い思いと強い願いが籠められていることは言うまでもない。 そして、優れた問いかけがそうであるように、その「サバイバル宣言」は凡百の偽の問いかけと回答を解消する力を持ち、「考えるヒント」に満ち溢れた果実のような問いかけである。 若い人たちを見て

    梅田さんのサバイバル宣言について - 記憶の彼方へ
    memoclip
    memoclip 2007/01/25
    ビルゲイツの慈善事業。アメリカナイズ
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