はじめに インターネットの社会インフラとしての普及に伴い、情報漏えい、不正アクセスなどのコンピュータセキュリティインシデント(*1)の発生頻度は増え、その影響はより深刻化しています。 コンピュータセキュリティインシデントに対応するためには、不正アクセスの動向把握、不正アクセスを防ぐための対策情報の収集と実施、不正アクセス手法の脅威分析などを行っていく技術力と共に、新たな不正アクセスにも早急に対処できる体制を整えておくことが必要とされており、インターネットの世界では、国レベルや企業レベルで、コンピュータセキュリティに関する問題を取扱う機関CSIRT(*2)(Computer Security Incident Response Team)を設置し、コンピュータセキュリティインシデントから情報システムを守るための対策に取り組んでいます。 *1 コンピュータセキュリティインシデント(Comput