人間は何かの作業を行っている最中にもかかわらず、頭の中では別のことを考えていてその作業がおろそかになったりする。例えば車を運転中に仕事のことを考えていたり、仕事をしている最中にお昼に何を食べようか考えていたり。また、同時に複数のことを同時に対応しなくてはならない状況もある。PCで作業中に電話がかかってきたり、電話の最中にインターホンが鳴って宅配員と応対したり。 脳がマルチタスク状態になると、時と場合によっては危険な事故に結びついたりする。
2010年11月13日から14日にかけて横浜市で行われたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議で、日本製のアザラシ型ロボット「パロ」が各国首脳たちの間で人気を集めた(写真1)。金融政策やレアアース(希土類)を巡る貿易問題、領土問題などの懸案が山積して張りつめた雰囲気がただよう中、ひとときの癒しをもたらしたようだ。 日本政府はAPECで来日する各国首脳や関係者・報道陣らに日本の文化や先端技術をアピールするために「JAPAN EXPERIENCE」という企画を実施した。この一環として、アザラシ型ロボットのパロが、電気自動車や超電導リニア、次世代スーパーコンピュータなどと一緒に展示された(写真2)。 パロは産業技術総合研究所の研究成果を基に、富山県南砺(なんと)市にある地場企業である知能システムが製造している。実在のタテゴトアザラシをモデルにしており、手を近づけたりなでたりするのに反応して
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