この春の新入社員が最もよく見るテレビ番組のトップはテレビ朝日の『アメトーーク』だそうだ(マイボイスコム調査)。40歳である私と同じ、私もいつも大笑いしながら見ている。私の精神レベルはその程度か……。しかし、若い人とはテレビの見方がまったく異なる。たかがバラエティ、されどバラエティ。見方を少し変えるだけで、いろんな気付きがある……。 アメトーークとは? 「家電芸人」「華の昭和47年組芸人」「ガンダム芸人」「中学の時イケてない芸人」……。一般人ではおよそ想像つかないトンデモ企画を矢継ぎ早に投入し、“バラエティ不毛の時代”の現在において、1人気を吐くバラエティ番組が『アメトーーク』である。 この番組の秀逸さに関しては、もはや説明は不要だろう。通常はドラマや報道などマジメ番組が受賞する「ギャラクシー賞」まで獲ってしまったように、勢いだけでなく高い完成度も認められることとなった。いったい何が視聴者を
![『アメトーーク』はなぜ流行る?――テレ朝に学ぶコンサル的発想(前編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/383a2740d1ccffd857a6e9f066c4580a499d7272/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmakoto%2Farticles%2F1105%2F13%2Fah_ameto.jpg)