健康食品の注文を受けたとうそを言って商品を送りつける手口で、高齢の女性から現金をだまし取ったとして、8人が埼玉県警に逮捕されました。警察は、全国のおよそ1700人から現金をだまし取っていたと見て、実態の解明を進めることにしています。 捜査関係者によりますと、8人は、去年6月、さいたま市などに住む高齢の女性3人に「注文を受けていた商品ができあがった」などとうその電話をかけて健康食品を送りつけ、現金合わせて7万円余りをだまし取ったとして詐欺の疑いが持たれています。 このうち羽賀容疑者ら5人は、去年6月から7月にかけて新潟県の女性など4人に健康食品を送りつけ、現金をだまし取った疑いでも今月上旬に逮捕されていました。 こうした手口は「送りつけ商法」と呼ばれ、捜査関係者によりますと、川崎市のマンションの部屋を拠点に1個およそ1000円で仕入れた健康食品を30倍ほどの高値で売りつけていたということです