北海道上士幌町の糠平湖にあるかつての鉄道用のアーチ橋「タウシュベツ川橋梁」の外壁の一部が、この数日の間に幅数メートルにわたって崩落していたことが分かりました。 タウシュベツ川橋梁はかつて旧国鉄士幌線で使われていた長さ130メートルのアーチ橋で、人工のダム湖、糠平湖ができてからは湖の底に沈み、水位が下がると姿を現すことから「幻の橋」と呼ばれています。 橋の観光ガイドツアーを行う地元のNPO法人によりますと、コンクリート製の橋は中が空洞で石が詰め込まれていますが、先月29日の夕方、橋の中央付近の亀裂から石がこぼれ出ているのを確認したということです。 そして30日、橋の中央付近の外壁が幅数メートルにわたって崩れ落ちているのを確認したということです。 NPO法人によりますと、冬に橋の内部が凍結し春先に暖かくなると崩落することがあるということですが、6月にこれほどの崩落が確認されるのは初めてではない
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