東京、大阪に次ぐ日本第三の都市圏と常々言われる割には観光客にあんまり相手にされないのが名古屋という街だが、その玄関口となる一大ターミナル駅「名古屋駅」の中でも「駅西」とも呼ばれる太閤通口一帯がすこぶる怪しい。 十年一昔の東海地方におけるプチバブル到来、2005年開催の愛知万博も昔の話、せいぜい名古屋めしを食う為に立ち寄るばかりで観光客は素通り気味の名古屋の玄関口「名古屋駅」の新幹線乗り場に近い側の太閤通口(西口)。都会としての洗練さの微塵もない駅前風景。池袋の西口にもちょっと似てますね。 「駅裏」と呼ぶに相応しい街並みが揃っていて一歩路地に入れば如何わしいネオンサインが輝く暗黒街、それが名古屋駅太閤通口。JRセントラルタワーズやトヨタビルなど愛知万博前後で急激な変化を見せた名古屋駅だが、名古屋の街の発展は名古屋駅を境に完全に東側に偏っており、こちら反対側はまるで裏町そのもの。そして戦後は闇