社会的動物たる人間の本質的行動である「情報の共有」を売り物にするソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)が、世界を席巻している。最大手のフェイスブックの利用者はすでに全世界で5億人を超え、グーグルをも脅かすビジネスプラットフォームに化けた。我々が情報を共有すればするほど、SNSの収益力は増し、新たな機能が加わり、利便性も向上する。しかし、この将来有望な新ビジネスには負の側面もある、とサイバーセキュリティ問題の世界的権威であるブルース・シュナイアー氏は警鐘を鳴らす。それは、他ならぬ我々一人ひとりのプライバシー問題だ。 (聞き手/ジャーナリスト、瀧口範子) ブルース・シュナイアー (Bruce Schneir) 国際的に有名なセキュリティ専門家で、現在は英通信大手BT(ブリティッシュ・テレコム)のチーフセキュリティテクノロジー・オフィサー。サイバーセキュリティから国防政策、テロリズム防止
![フェイスブックの爆発的増殖力が突きつける難題!「我々はプライバシーの制御を失う覚悟はあるのか」~サイバーセキュリティの世界的権威が警鐘](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/180aedf5f4818b2c6fff4cae4a9982ae20f21c8c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdol.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Ff%2Fd%2F-%2Fimg_fdb8a4c2ecc3686b6db2c7258581612e2831.jpg)