フォルクスワーゲン・グループは、本拠地のドイツ北部で複合施設「アウトシュタット」を運営している。いわゆる自動車博物館とは違い、エンターテインメント性に富んだ、一種のテーマパークだ。だから、訪れるのはカーマニアだけではない。そこへ足を運んだモータリングライターの金子浩久氏が、趣向を凝らしたVW流のスタイルをリポートする。 リピーターも多いドイツ北部のテーマパーク「アウトシュタット」 フォルクスワーゲン・グループが運営している複合施設「アウトシュタット」を訪れた。 ドイツ北部の同社本拠地ウォルフスブルク工場に隣接された、28ヘクタールの広大な公園だ。完成したのは2000年1月。年間200万人以上の来場者がある。 園内には、同グループを構成しているフォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、ランボルギーニ、ベントレー(改装中)、ブガッティ、シュコダ、セアト、フォルクスワーゲン・トランスポート(商用車