中国駐在の外国人記者から成る駐華外国記者協会(FCCC)は30日までに、中国の対ウイグル族政策に批判的な記事を書いた仏週刊誌の女性記者が、中国政府と政府系メディアから個人攻撃を受けていると非難する声明を発表した。 FCCCや中国メディアによると、攻撃を受けたのは仏誌「ル・ヌーベル・オプセルバトゥール」のウルスラ・ゴーティエ記者。11月18日付でウェブサイトに配信したパリ同時多発テロに関連する記事で、新疆ウイグル自治区で中国当局との衝突事件が起きる原因は、中国政府の少数民族への抑圧政策があるとし、パリのテロとは性質が違うとの見方を示した。 これに対し、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は20日付の社説で「越えてはならない一線を越えた」などと名指しで批判したほか、23日付の政府系英字紙・中国日報も「西側による典型的なダブルスタンダードだ」などと批判した。 FCCCは声明で、軍事系のウェブサ