米大統領選の共和党候補者指名争いで首位のドナルド・トランプ氏(69)が、日本の核兵器保有を容認する考えを示唆した。米紙ニューヨーク・タイムズが26日に掲載した同氏のインタビューで、在日米軍などの大幅削減を主張する一方、核兵器開発を進める北朝鮮に対抗するため、日本の核保有もありうるとの見通しを示した。 同氏はインタビューで、「もし日本に(北朝鮮による)核の脅威があるならば、(日本の核保有は)米国にとっても悪いことだとは限らない」と語った。 また、「我々が攻撃されても日本は何もする必要がないのに、日本が攻撃されれば米国は全力で防衛しないといけない。これは極めて一方的な合意だ」と日米安保協力に不満を示した。 さらに「米国は『世界の警察官… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料
ミャンマーのミンアウンフライン国軍最高司令官は27日、首都ネピドーであった国軍記念日の式典で、「軍は国の平和と発展のために政府と協力しなければならない」と述べた。アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)による新政権とも協調する姿勢を示したとみられる。 ミンアウンフライン氏は、少数民族武装組織の活動などが「民主主義を混乱に陥れかねない」と指摘。「軍が国の治安を維持しなければならない」と述べ、その存在意義も強調した。 昨年の演説では「改革は急すぎると動揺を生む」などと、軍政下で制定された憲法の改正によるさらなる民主化を求めるスーチー氏らを牽制(けんせい)する発言が目立った。だが、今回は間近に迫った政権交代を意識した模様だ。(ヤンゴン=五十嵐誠)
シリアの国営メディアは27日、アサド政権軍が同日午前、世界遺産の都市遺跡で知られる中部パルミラの全域を、過激派組織「イスラム国」(IS)から10カ月ぶりに奪還したと報じた。ISをめぐっては掃討作戦を主導する米国が25日、ナンバー2とされる幹部をシリア領内で殺害したと発表するなど、シリアとイラクでのISの劣勢が鮮明になっている。 昨年9月からロシア軍の空爆支援を得て攻勢に転じたアサド政権軍にとって、対IS戦で最大の戦果だ。シリアの国営テレビによると、アサド大統領は同日、「パルミラ解放は重要な戦果。テロとの戦いにおけるシリア軍と同盟軍の成功を示す」と述べた。シリア内戦をめぐっては先月27日にロシアと米国が主導する停戦が発効したが、ISはアルカイダ系のヌスラ戦線とともに除外されている。 パルミラは、首都ダマスカスの約230キロ北東にある内陸の要衝だ。ISは昨年5月にアサド政権軍を撃破して制圧後、
米大統領選の民主党候補者指名争いで26日、サンダース上院議員(74)がワシントン州など3州の党員集会でいずれも圧勝した。獲得代議員数ではクリントン前国務長官(68)が依然優位だが、若者や無党派層への浸透が進まない弱点も露呈。党指名を獲得しても共和党と対決する本選での不安材料となるのは必至だ。 「我々には勝利への道が開かれている」。サンダース氏は26日、遊説先のウィスコンシン州で、詰めかけた約8千人の支持者を前に、こう息巻いた。 サンダース氏はこの日、ワシントン州党員集会(一般代議員数101人)で、73%の得票率で勝利したほか、アラスカ州(同16人)では82%、ハワイ州(同25人)でも70%の得票で圧勝した。 同氏はこれまで南部の州を中心にクリントン氏に敗れているが、若者中心に支持を広げ、中西部や西部、北東部で底力をみせて計14州で勝利したことになる。 クリントン氏は依然優位な情勢だ。予備選
ブリュッセルでの連続テロをめぐり、ベルギーの治安当局への風当たりが強まっている。トルコから送還された容疑者の監視を怠っていなければ、計約300人が死傷する自爆テロを防げたのではないか――。そんな空気が強まり、内務相や司法相が、捜査が続くさなかに辞任を申し出る異例の事態だ。 批判が出始めたのは、トルコのエルドアン大統領の発言からだった。テロ翌日の23日、空港で自爆したイブラヒム・バクラウィ容疑者(29)について、「トルコ南部で拘束して国外追放した人物だ。テロリストだと警告していた」と明かした。米CNNなどは、バクラウィ兄弟が米国の対テロ当局の監視対象者リストに含まれていたとも報じた。昨年11月のパリ同時多発テロの時期にリストに入ったという。 イブラヒム容疑者は強盗などの罪で服役した経験があり、昨夏、トルコとシリアの国境付近で身柄を拘束された。過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘に加わるため
15日に中国・北京の空港で当局に連行されたジャーナリストの賈葭(チアチア)氏が25日、拘束を解かれたことが分かった。賈氏は習近平(シーチンピン)国家主席を批判した匿名の公開書簡への関与を疑われたとみられていた。賈氏の弁護士によると北京で解放され、「(賈氏に)違法行為がなかったことははっきりした」と述べた。ただ、ネットで出回った公開書簡を巡っては、当局が多数の関係者や家族を拘束し、事情聴取を続けている。(北京)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く