ドイツを訪れているオバマ米大統領は24日、メルケル独首相とハノーバーで共同記者会見し、北朝鮮が米韓による合同軍事演習をやめれば核実験を中止すると述べたことに対し、「真剣に受け止めていない」と退けた。北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動を示さなければ、さらに圧力を強めていく考えを強調した。 北朝鮮が23日に日本海で潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とみられる飛翔(ひしょう)体を試験発射したことを受け、オバマ氏は「はっきりしているのは、北朝鮮が核とミサイル能力を高めるための挑発行動をとり続けていることだ」と非難。ミサイル実験はたびたび失敗しているものの、北朝鮮は知識を蓄えているとし、「我々はとても深刻に受け止めている」と語った。 AP通信によると、北朝鮮の李洙墉(リスヨン)外相は23日のインタビューで、米国が朝鮮半島周辺で行っている米韓合同軍事演習を中止すれば、北朝鮮も新たな核実験を中止する用意
完成間近の「新シェルター」の内部をのぞくと、青と灰色の防寒着に安全帯やヘルメットをつけた作業員が、高所で鉄骨をつないでいた。その先には、表面にさびが浮かぶ「石棺」が見える。史上最悪の事故から30年になるウクライナのチェルノブイリ原発では今、約1100人が新シェルターの建設を進めている。 幅257メートル、高さ109メートル、長さ162メートル。主に鉄骨でできたかまぼこ形の巨大構造物だ。重さは東京スカイツリーの鉄骨総量に匹敵する3万6千トン。レールに載せて330メートルを33時間かけて動かし、劣化が著しい石棺を上から丸ごと覆う。今年11月に移動させ、来年末にはすき間を埋める密封作業も終えるという。 新シェルターを組み立てる場所の被曝(ひばく)線量は毎時5マイクロシーベルト未満。防塵(ぼうじん)マスクを着ける作業員はいない。だが、移動先の石棺付近にはマスクを着けた作業員が見えた。除染後の今も線
9千人近い犠牲者が出た大地震から1年となるネパール。21年前の阪神・淡路大震災の経験者と、神戸在住のネパール人が24日、神戸での追悼行事で使われてきた竹灯籠(どうろう)をカトマンズのボダナート寺院でともし、この地の犠牲者と阪神大震災の犠牲者らをともに追悼した。 昨年4月25日のネパール地震発生直後、神戸在住のネパール人のダンス指導者プリタム・ラマ・ゴレさん(32)を中心に被災者を支援するNGO「ネパール震災プリタム実行委員会」が結成され、被災者への支援物資の配布や、地震で親を失った子どもたちへの学資支援などを続けてきた。 同会理事の吉岡昌子さん(72)が、神戸市中央区の東遊園地で開かれる「1・17のつどい」で竹灯籠をともしてきたボランティア団体から、2本の灯籠を譲り受けた。渡された灯籠には「共助」「祈り」と書かれており、「ネパールと日本が共に助け合いたい」という意味が込められているという。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く