パキスタン外務省は9月30日、11月に首都イスラマバードで予定されていた南アジア地域協力連合(SAARC、8カ国)の首脳会議を延期すると発表した。インドと帰属を争うカシミール地方で対立が激化し、インドのほかアフガニスタンやバングラデシュ、ブータン、スリランカの計5カ国が欠席を表明していた。 地元メディアによると、パキスタン外務省は声明で「欠席国は二国間の問題を持ち出して地域協力の理念を害した」と非難した。新たな日程は未定という。 両国の亀裂が深まったのは、カシミールの武装勢力がインド軍基地を襲撃した9月18日の事件。インド政府は、パキスタン政府が武装勢力を支援していると批判し、同27日に会議への欠席を表明。同29日にはカシミールの停戦ライン付近に特殊部隊を送り、パキスタン兵2人を殺害した。 パキスタン国内では複数の反イ…
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