台湾東部・花蓮県の観光地、太魯閣(タロコ)渓谷で9日、落石事故があった。3人が巻き込まれ、病院に搬送された。地元報道によると、1人は静岡県の白井寛之さん(35)で、自転車に乗っていたところ、頭を強く打って意識不明の状態という。 白井さんの家族によると、白井さんは同県浜松市北区の会社員。9日午後9時半ごろ、日本の対台湾窓口機関「日本台湾交流協会」から連絡があったという。頭や肩の骨が折れるなどのけがを負ったと伝えられたといい、父の良一さん(67)は「いまは祈るしかない」と話した。(仲川明里、台北=西本秀)