50人以上が犠牲になった米史上最悪の銃乱射事件から一夜明けた2日、ネバダ州ラスベガスの各地で追悼集会が開かれた。悲劇を何度となく繰り返しながら、銃規制が一向に進まない米社会。今回も実行犯が42丁もの銃を所持していたことに、「こんな社会は間違っている」との声が漏れた。 2日夕、ラスベガス市庁舎の前で開かれた追悼集会に市民が集まった。「警察や消防や救助をしている人たちに、力を与えてください」。近隣の人たちは輪になって両手を掲げ、祈りを捧げた。ギターに合わせて死者を追悼する歌を歌い、団結を呼びかけた。 市内に住むエロライン・バーディットさん(41)は「亡くなった人たちと残された家族への思いを共有したくて来た」と、集まった人たちの輪に加わった。 一緒に歌っていたテレシャ・スチュワートさん(47)は銃乱射が繰り返されても銃規制が進まないことに、いらだった。「乱射事件はもうたくさん。こんなに簡単に銃を