社員の飲食代を交際費以外の勘定科目に計上することもできる。その場合、じつは会社に節税メリットがある。 ジャーナリスト 村上敬=文 ライヴ・アート=図版作成 部下を集めて懇親会を開催。格好よくポケットマネーでおごりたいところだが、懐具合は厳しい。半分は仕事なのだから、会社にお金を出してもらうことはできないのだろうか。 社員の飲食代を経費として計上できるかどうかは、自社の社内規定による。一般的には部署ごとに交際費の枠があり、その範囲内なら飲食代を支給するという会社が多いだろう。 交際費の枠を超えていても諦めてはいけない。会社は社員の飲食代を交際費以外の勘定科目に計上することもできる。その場合、じつは会社に節税メリットがある。交際費以外の名目で飲食すれば、経理担当や決裁者はノーと言いづらいのだ。 なぜ交際費以外で計上すると節税になるのか。それを解説するには、会計上と税法上の儲けの違いを説明する