『ピープルウェア』は、トム・デマルコ、ティモシー・リスターが記した本で、1987年に初版が出版されて以来、多くのエンジニアに親しまれてきた名著です。ソフトウェア開発における「人」の重要性を説くこの本をもとに、エンジニアのマネジメントにおける重要なポイント4つをまとめることができます。 ポイント1.“ヤル気”のある人を選び、“ヤル気”が持続する仕組みを作れ 「ピープルウェア」には、「ヤル気こそプロジェクト成功の鍵」というサブタイトルがつけられています。この本は「プロジェクトの失敗は技術的要因や政治的要因ではなく『人』に起因するところが多い」という前提で、いかに人を活用し、人間関係の円滑化を図り、人が構成する「チーム」を機能させていくかという内容が書かれています。 マネージャーには「ヤル気がある人」を選んでチームを構成し、「ヤル気を維持させる」ために工夫を凝らすことで、プロジェクトを成功に導く