前の投稿で、「やってもらうのが当たり前」の人が増えたと書いた。 それはいつごろからだろう。 私が子供のころ、 それは、今上天皇の御成婚の年に生まれて、 東京オリンピックのこともうろ覚えに覚えていて、 ウルトラマンとともに育ち、 寺内貫太郎一家のように鍛えられ、 木枯し紋次郎に憧れた、 そんなころ、 まだ「やってもらうのが当たり前」の人はあまり見かけなかったように思う。 要するに、その時代は、 自分が何かやれば、確実に成果が出た時代だったと言えるのかもしれない。 だから、日本企業がどんどん成長した。 今は、それに乗っかって、そのおこぼれにあずかるために、 大企業を目指す人が多くなった。 そういえば昔にも 「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ」 という歌があったが、 そのころもやはり「やってもらう」つもりでいた人が多かったのかもしれない。 また、それが今日の状態の「芽」だったのかもしれない。