勝ち上がる「弱小校」は何をしているのか 今年正月の箱根駅伝はアオガクがさわやかな風を吹き込み、初優勝を成し遂げた。11月の全日本大学駅伝は東洋大学が見事な“駅伝力”を発揮して、V候補の青山学院大学を撃破。初の栄冠に輝いている。 この数年間の学生駅伝は、青山学院大学、東洋大学、駒澤大学、早稲田大学、明治大学が「5強」ともいうべき存在で、ほとんどのレースで上位を占めてきた。青山学院大学、早稲田大学、明治大学は高校生に人気のブランド校。この5年間で数々のタイトルを獲得してきた東洋大学と駒澤大学には、上昇志向の高い選手が入学している。 各大学はスポーツ推薦枠(10人前後)が決まっており、箱根駅伝の出場を現実的に狙えるレベルの大学は30校ほど。単純計算で1学年約300人の高校生ランナーが「箱根」を目指して関東の大学に集まることになる。プロ野球のようにドラフト制度があるわけではなく、人気大学に有力選手
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