奈良県香芝市の近鉄南大阪線・二上山駅から徒歩で5分。国道165号沿いに摩訶(まか)不思議な古民家がある。道行く人に一見廃屋かと思わせるような建物だが、中に入ると突然昭和にタイムスリップする。 日本のテレビ放送が始まって間もない頃のものと思われるテレビやローラー式洗濯機、冷蔵庫など「三種の神器」と呼ばれた電化製品。古時計や蓄音機をはじめ当時大流行したダッコちゃんやフラフープもある。それにもまして目を引くのはクラシックの軽自動車だ。昭和40年代の三菱ミニカのピックアップトラックやホンダZの360cc。またこの時代を生きてきた世代なら誰もが知っているオロナミンCの看板や映画「男はつらいよ」のポスターまでマニアも楽しめるグッズが至るところにひしめき合う。 実は計29もの様々なコーナーからなる集合店舗だ。お店の名前はMinca465。昭和レトロのアンティークを中心に扱っている。が、ただの雑貨店ではな