外食チェーンやアパレルで「ブラック企業」と言われるところがありますが、これは労働時間のキツさやノルマの厳しさのためだけではありません。本当の理由は、その昇進の制度にあります。 例えば、かの有名アパレルブランドの場合、新卒で入社した人のほとんどが店長としてキャリアをスタートさせます。しかしながら、その人たちは店長をやるために入社したわけではないのです。 現場からスタートするも、結局は幹部になれず 説明会で、会社は「グローバルに活躍する人材が欲しい」「経営者を育てる」といったことを言っています。そのため、経営とかグローバルとか、そういったキーワードに感度の高い人が集まってきます。 ところが実際に仕事をするとなると、やらされるのは店長です。理想と現場のギャップに、「言ってたことと違うじゃないか」と感じることでしょう。この、言っていたことと現実が大きく違うというのが、本当の意味での「ブラック」なの