安倍晋三首相は新型コロナウイルス感染症対策本部で「いっそうの国民の努力が必要な状況」と述べた=22日午後、首相官邸(春名中撮影) 政府は22日、7都府県を対象に最初に発令した緊急事態宣言から2週間が経過したことを踏まえ、首相官邸で新型コロナウイルス感染症対策本部会合を開いた。安倍晋三首相は、人と人との接触機会の削減がまだ目標に達していないと強調し、大型連休中の帰省や外出の自粛を強く求めた。政府は緊急事態宣言の期間を延長するかについて来月初めにも判断する。 首相は会合で、緊急事態宣言発令後の人と人との接触機会の変化をめぐる同日の政府の専門家会議の現状分析に言及。「都市部では感染拡大前に比べて平日でおおむね6割以上、休日ではおおむね7割以上という減少率だ」と述べ、目標とする8割削減に向けた一層の協力を要請した。政府専門家会議が8割削減のために示した「10のポイント」も参考に、行動を見直すよう求