Kickstarterにてニール・ヤングがついに始動したと話題ですが。 ニール・ヤングは音楽愛好者として、デジタル・ミュージックの質を向上させるために善意の探求を始めました。彼のPonoPlayerはこの問題に関する十分な理解に基づいています。でも、その解決策として提示したモノは半分しか理に適っていないんです。 昨年秋の記事にも書いたように、安っぽい音楽ファイルはたしかに惨劇を生み出してしまいます。でも、その解決策はCD品質のオーディオへの回帰であって、ヤングたちが提唱するほど高騰したビットレートのオーディオへの回帰ではありません。CD音質は人間の可聴領域にちなんだ科学的根拠をもとに形成されていますが、それを上回るハイレゾ・オーディオまで突き進んでも科学的には違いが生まれないのです。 今回の話はプレイヤー自体の欠陥を指摘するものではありませんが、プレイヤー開発の背後にある考え方は、高騰して