数年ぶりに実家に2泊した。加えて、妻子を連れての実家への宿泊は初めてであった。両親にとっては初孫、2歳になってようやく食事や身辺のことも融通がきき、体力も付いて外泊しやすくなったこともあり、また可愛く素直に付いてきてくれる時期もそれほど長くないと思ったこともあり、ということでこのタイミングとなった。 10年ほど前に帰省したとき、群馬の片田舎にあるぼくの出身の小中高校や保育園を見て回ったことがある。それなりに感慨深いものはあったが、今改めてもう少し掘り下げる振り返りをしたいなとも思った。 そして去年あたりにふと、小学校の通学路をもう一度歩いてみようと思い立った。もう少し言うと、ぼくが野グソをした場所を再確認したいと思った。 ぼくの出身の小学校は家からとても遠く、6年間、徒歩で30分以上かけて通っていた。低学年の頃はもっと時間がかかっていたかもしれない。学区の端の端だったので多分同級生の中でも