今日アルトワークスにしない 明日も明後日もアルトワークスにしない
私は元・家賃保証会社の管理(回収)担当者。十数年間働いて今年、辞めた。もっとも、現在まったく無関係な仕事なのかと言えば、そうでもないのだけど。 今回は延滞客への督促とは異なる部分──家賃保証会社の管理(回収)担当者を取り巻く人々の話を書いてみたい。特別なことではない。あくまで日常。数年前のある日の話だ。 世の中は人手不足。家賃保証会社も当然に、そうだ。もしかしたら読者の中に、家賃保証会社の管理(回収)担当者の求人に応募しようしている人がいるかもしれない。私が督促以外の部分を書くことで、そういう人の判断材料の1つになったら嬉しい。 そんなの誰が読むのだ? 該当者など1人くらいしかいないのではないか? と思われるかもしれない。私もそう思う。しかし楽待新聞から与えられた私の連載テーマは「大家が知らない、家賃保証会社のウラ話」。元より「誰が読むんだそんなもの」なのだ──。 延滞客よりイヤな存在、そ
私と家族の詳しいスペック(例えば身長体重、美人不美人、友達の数や成績)は書かない。それは本題ではない。(先に書くと、むしろそういう関連付けを拒むべきというのが私の意見、結論だ。) 息子は中学生、一人息子。妻は三十代後半。私は四十代。 お盆に先立ち、中学生の息子は先に、比較的近所の私の実家に帰っている。 息子が出かけた夜、私の妻が、こんなことをいってきた。 「息子はチー牛なのではないか?どうにかチー牛にならない人生を歩ませることはできないのか?」と。 私は耳を疑ったし、そういうことをいう妻に悲しくなった。 実の息子に対してそういう感情を抱くのか、とか、本人のいない前で悪口のようなネットミームを擦り付けるのか、とか、色々な感情がよぎった。 チー牛という言葉、ネットミームは、私も一応知っている。知っているといっても、あの有名な画像と、牛丼店でチーズ牛丼を頼みそうな性格・人格、という、何か表面的な
コップの中の液体をストローで吸い込んだ。ひどく苦い味が、舌の上に広がる。 目の前にいる父親が強い力でくらんけさんの左手を握る。目を真っ赤にして、最期を見届けようとしている。 その瞬間、自分を育て、守ってくれた両親、姉2人、そしてペットの犬の顔が走馬灯のように頭の中を駆け巡った。強い罪悪感に襲われ、どうしても液体を飲み込むことができない。 涙が止まらない。呼吸が荒くなり、何度も咳き込む。 薬物は一気に飲み干さないと逆に危険が伴う。プライシヒさんが心配そうに「どうしたの」と尋ねる。くらんけさんは「家族のことを考えると…」と切れ切れに答えた。 不治の病 くらんけさんは、九州地方で両親と暮らす。6歳で神経難病と診断された。両脚は太ももから下、両腕は右手首を除きひじから下が動かない。一人で立つこと、歩くことはできない。両親と暮らす実家で母親の介護を受けながら、寝たきりとほぼ変わらない生活を送る。 1
ふと気になる「だんごの美好」。 身の回りには小平店と滝山団地店。足を延ばせば東大和店に国分寺店。 店を覆うオレンジのテントに、いなり、赤飯、のり巻き、おはぎ、和菓子、だんごと文字が並び、ショーケースにそれぞれが並ぶほぼ同じ店構え。 ときどき行列ができる地域密着のだんご店。お昼にと太巻きを買い、おやつにとだんごを買う普段使いのお店。 ずっとチェーン店なのだろうかと気になっていたので調べてみる。 「だんごの美好 白糸台店」のHPで見つけた生い立ちには平成3年に加盟していたチェーンが分裂し、その後「新たかのチェーン」に加盟(平成6年)するも平成20年に「たかのチェーン」崩壊のため解散、単独店舗になる。とのこと。 「たかのチェーン」を調べてみると、その当時、首都圏、関東圏、東海地区、甲信越地区に150店舗を展開している和風ファーストフードと謳っています。団子・和菓子をはじめ赤飯などの弁当を、その日
みなさんはZ李というインフルエンサーをご存じだろうか。いわゆる「アウトロー系インフルエンサー」と呼ばれている方で、なんでもご本人の弁によると中卒で闇金に就職し、違法薬物の売買にも携わっていたことがあり、前科前歴もあるという、(本人の弁を信じるならば)平和で安全な現代日本においては相当にアウトローと呼べる経歴をお持ちのお方である。 しかしZ李は、単なる半グレ・アウトローではない。正義の心を持った熱血漢なのだ。本人の弁によるとその腕力と組織力は一般市民ではなく本当の悪漢にのみ向けられており、たとえば暴力ホストを制裁したり、バイク泥棒のねぐらを突き止めたりと、悪人を倒し市民を守る活動を日夜続けているのだという。青年漫画の中から飛び出てきたような正義のアウトロー。それがZ李なのだ。 ……以上がZ李の自称する氏の背景だが、要約していて途中から真剣に頭が痛くなってきた。よくもまぁ2024年にもなってこ
JR東日本では、自社の車両だけでなく、東武鉄道や東京メトロ、小田急電鉄などの電車も走る区間がある。相互直通運転を行っているから、というのが理由で、お互いの電車がお互いの線路を行ったり来たりしている。ところで、JR東日本と西武鉄道は現在、相互直通運転を行っていないけれど、JR東日本の線路なのに西武鉄道の車両しか通らない区間がある。自社の車両が走らないとは、一体どういうことだろう? JR東日本の線路だけど西武鉄道の電車しか通らない。そんな奇妙な区間は、武蔵野線の新秋津駅(東京都東村山市)付近にある。同駅から西武池袋線の所沢駅を結ぶ連絡線だ。単線で、新秋津駅寄りの1.6kmがJR東日本、残りの区間は西武鉄道が保有している。 西武側の線路はしばらく池袋線と並んでいるので、連絡線とは判別しづらい。しかし、所沢駅から秋津駅に向かう電車に乗って外を眺めていると、やがて右側の線路が池袋線から離れていくのが
小田急から西武に8000形が譲渡されると発表されてから、気付けば8ヶ月が経過しようとしています。 そんな中、譲渡の対象となる可能性が高かった8261Fに動きがあり、ついに小田急線内を飛び出し、西武線内へと運ばれていきました。 8000形の輸送は200kmを超える長旅となりましたが、小田急と西武の線路は直線距離で10kmも離れていない場所さえあるのに、なぜこんなにも遠回りとなるのでしょうか。 小田急から西武に運ばれた8261F長く休んでいた喜多見検車区から大野総合車両所に運ばれ、その後は海老名検車区に移動していた8261Fですが、2024年5月18日の終電後となる19日の未明、ついに小田急線内から旅立ちました。 海老名検車区からは8000形の8257Fに牽引され、JR東海の御殿場線と線路が繋がる新松田駅に向かい、JR貨物の機関車を待つこととなります。 新松田駅からはEF65の2074号機が牽
東京・お台場のランドマークだった球形展望室の「はちたま」が、夜目には場末のキャバレーのミラーボールに見える。1997年にオープンして四半世紀、フジサンケイグループの牙城がすっかり色あせた。君臨するのは相変わらず“天皇”日枝久代表。すでに86歳、老害天国と言われて久しい。視聴率低下で株価も見放されて民放キー局ではどん尻、アクティビストが株主に登場したうえ、足元では「クリエーターの乱」に火がついた。それでも、経営陣は責任棚上げで「キシダる」ばかり。明日はあるのか。=同時進行連載、初回は全文無料 クリエーターの乱 1 その訴状は3月27日、東京地裁民事部が受理した。被告になったのは、フジテレビなどを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(FMH)の100%子会社で、大手映像・音楽メーカーの「ポニーキャニオン」とその社長である吉村隆氏である。会社には4月8日に送達された。 原告は同社元経営本部
『アトリエ』シリーズなどを手掛けてきたことでおなじみの、コーエーテクモゲームス ガストブランド。設立以降、約26年半にわたって長野県長野市を拠点に活動してきた同ブランド(一部の拠点は京都府京都市)だが、2020年3月に神奈川県・みなとみらいにお引っ越し。新たな一歩を踏み出した。 時はさかのぼり2020年2月。長野事業所に別れを告げるべく、『アトリエ』シリーズ作品でキャラクターデザインを手掛けてきたイラストレーター陣が長野に集結。週刊ファミ通&電撃PlayStationのスタッフもまた馳せ参じた。 本記事では、長野との別れを惜しみつつ行われた『アトリエ』イラストレーター陣の集い(座談会)の模様をお届けする。なお、岸田メル氏は残念ながら都合がつかず、テレビ電話での参加となったが、存在感はバリバリ発揮していたので安心して読んでほしい。
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