流通大手のイオンは4日、アナログテレビ向けの地上デジタルチューナーを、4980円の低価格で「ジャスコ」や「サティ」などグループの481店で発売すると発表した。現在、アナログテレビ向け地デジチューナーは1万円前後で販売されている。 新発売のチューナーは、BS(放送衛星)、CS(通信衛星)デジタル放送の受信機能を外し、地上波1波に限定。受信に必要な回路や本体パッケージの小型化で物流コストを削減し、低価格化を実現した。イオンは5千円を切る市場最安値のメリットを武器に、発売1カ月で10万台を販売する予定。 【関連記事】 ・ 地デジ普及率に県民性? おおらか沖縄37・1% ・ イオンが格安薄型TV…18.5型で実質2万円割る ・ 地デジ完全移行まで2年 受信機普及 進まぬ障害対策 ・ 地デジ移行まで2年 アンテナ改修に遅れ、“どぶ板”作戦 ・ 経済弱者に地デジTV配布を 民放連会長