夏の行楽シーズン。 若者から中高年までの幅広い年代で登山ブームが続いています。 しかし、登山は遭難の危険とも常に隣り合わせであり、装備などに万全の備えが必要です。 その1つ、登山者の生命を守る「登山届」の重要性について、社会部の松木遥希子記者がお伝えします。 重要な情報伝える“登山届” 登山届は、山に入る人の名前や緊急時の連絡先、それに登山や沢登りのルートなどを記入する用紙です。 登山口の専用ポストなどに投函したり、地元の警察署に提出したりします。 これがあれば、万が一、遭難した場合でも居場所を絞る手がかりになるため迅速な救助に役立ちます。 提出はわずか ところが、ことしに入ってから今月10日までに、警視庁の山岳救助隊が出動した31件のうち、登山届が出されていたのはわずか1件しかありませんでした。 私たちは、都心から電車で2時間と、気軽に行ける登山スポットとして人気の奥多摩で取材