県内の県道で唯一という素掘りのトンネルの見納め会が4日、尾道市の高根島であった。サイクリストの隠れた人気スポットだったという。この日は、約150人の島民が中を通り、ゴツゴツした岩肌の感触を確かめた。新しいトンネルは幅を約2倍に広げて来年3月に開通する見込み。 高根島は生口島の北西にあり、素掘りの「内の浦トンネル」は、島を一周する県道高根島線にある。幅2・75メートル、高さ2・25メートルで、長さは111メートル。1952年には開通していたという記録が旧瀬戸田町にあるが、詳しくはわかっていない。火事などの時に緊急車両が通れないため、拡幅されることになり、今年5月から通行止めにしていた。 島に住む益原史生さん(73)によると、内の浦地区は戦後、入植者がミカン畑を切り開いた。当初は島の西側に回る時は、山越えをしたり、船で回ったりしていたが、人口が増えてトンネルを掘ることになったという。大型重機が
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