九州と本州を結ぶ国道2号の関門国道トンネル(約3・5キロ)は、改修工事のため15日から12月13日までの60日間、全面通行止めになる。4年ぶりの大規模改修工事で、期間中は迂回(うかい)路の関門自動車道(関門橋)の通行料金をトンネルと同額に引き下げる。 トンネルは1958年に開通し、1日平均の通行量は約2万8千台。片側1車線で、北九州市門司区と山口県下関市の間を約5分で結ぶ。トンネル内は上を車が行き交い、下は人道の二重構造になっている。今回の工事では海底部分を中心に約1・2キロの天井板を取りかえる。人道は工事期間中も利用できる。 迂回路となる関門橋は片側3車線。管理する西日本高速道路の担当者は交通量の予測を踏まえ、「連休中に一時的な混雑はあっても毎日渋滞するようなことはない」と見ている。(貞松慎二郎)