豊臣秀吉が側室の茶々に宛てた自筆の書状が、兵庫県豊岡市の民家から新たに見つかりました。専門家は秀吉の私生活を知る上で貴重な資料だとしています。 側室の茶々に宛てたもので、高い熱が出ていた茶々の容体が回復したことを聞いた秀吉が「具合がよくなったと聞いて、大変、満足だ。食事をしっかり取るように。また、さんまを贈ったので味わうように」と書き記しています。また、書状には、秀吉と茶々の子の秀頼の幼名「おひろい」という文言もあり、秀頼が生まれた1593年ごろに書かれたものと見られています。 グループによりますと、秀吉が茶々に宛てた自筆の書状はこれまで3点しか見つかっておらず、新しい書状の発見は昭和13年以来、79年ぶりだということです。 調査にあたった東京大学史料編纂所の村井祐樹准教授「茶々を優しく気遣う言葉が多く、深い愛情を抱いていたことが読み取れる。秀吉の私生活や性格を分析するうえで、大変貴重な資