被爆親鸞像、今も平和訴え 伝記映画「原爆の父」故郷―NY 2023年09月02日20時33分配信 米ニューヨークに設置されている親鸞像=8月31日 【ニューヨーク時事】「原爆の父」として知られ、伝記映画が大ヒットを記録している米科学者ロバート・オッペンハイマーの出身地ニューヨークの一角に、親鸞像が立っている。像は1945年に広島で被爆し、海を渡った平和の象徴。米紙ニューヨーク・タイムズも映画に関連付けて報じており、米市民に原爆の悲惨さを考えさせる存在であり続けている。 小中生が原爆ドームを写生 広島市 親鸞は平安時代末期から鎌倉時代にかけて生きた浄土真宗の開祖。閑静な住宅地に立つ像は、一部がオレンジ色に変色した旅姿で、道行く人々を見守っている。55年に「被爆の惨禍の証しと世界平和を願う貴重な記念像」として、ニューヨークに設置されたという。 ニューヨーク仏教会のゲーリー・ジャスクラ氏は「像は